明日は母の日だ。
何かプレゼントするという人も多いだろう。
様々な贈り物が用意されていると思うが、定番はカーネーションだろうか。
僕がよく利用するスーパーでは、ホワイトデーが過ぎた辺りからもう母の日ギフトのパンフレットが置かれていた。
まだ母の日が来ていないうちからもう既に父の日ギフトのパンフレットが置かれている。
企業側が記念日にかこつけてキャンペーンを打ちたいのはよくわかる。
特に「家族への感謝」については非の打ち所がないので尚更推し進めたいところだろう。
しかしそれで本当にいいのだろうか。
ただ「母の日だから」という理由で物を買って渡すということにどうしても違和感を覚えてしまう。
ましてや手渡しする訳でもなくギフトやネット通販を通して地元の配達員が届けているパターンも多いだろう。
スマホを少し触っただけで贈れてしまうプレゼントに感謝はこもっているのだろうか。
物流業界も大忙しだろう。
ただでさえ人手が足りない、賃金が安いなど言われている中で、ようやく引越しシーズンが終わったかと思えば母の日ギフトの配達。本当に頭が下がる。
そもそもは、日頃当たり前になって忘れてしまいがちな母親への感謝の気持ちを思い出すきっかけとする為に「母の日」が設けられた。
“感謝”が大切であり、“ギフト”は二の次だ。
いつも言っていることだが、商業主義に操られないことだ。
別に企業のキャンペーンに乗せられて母の日にプレゼントを贈る必要はない。
感謝の気持ちをいつも持ち、美味しいものやお洒落なものを見つけた時に、「おかんに送ったら喜ぶかな」と思って送ればいい。
父親や友人、仕事相手などにもそうだ。
高橋優の「非凡の花束」という曲にこんな歌詞がある。
記念日じゃなくても君に花束を
いい匂いするでしょいつもありがとう
突然贈り物をする方が、いつも感謝していることが伝わるのではないだろうか。