久しぶりにテニスをした。
コーチに教えてもらう環境だったこともあり、自分の中で自然と癖になっていたことを見直すキッカケになった。
「何故ネットにかかった?」
「何故まっすぐ飛ばない?」
全てに理由がある。
ラケットの握り、体の向き、捻り、スイングのタイミング、力の入れ具合など、教えてもらうと意外と簡単にボールがコントロールできることに気がつく。
しかし自分の問題はその先にあった。
一つ指摘されると、前に気をつけていたことが一つ抜けてしまうのだ。
同時に沢山のことが覚えられない。
そういえば子供の頃、母親から台所のマヨネーズを取ってくるように頼まれ、「ついでに醤油も」と言われた後、醤油瓶が空なのに気づいて醤油を詰め替えた後で既にマヨネーズのことを忘れていたというようなことが何度もあったことを思い出す。
仕事でもそうだ。一つ言われたことを、次に言われた別のことで上書きしてしまうことが往々にしてある。自分の駄目具合に辟易する。
とりあえず、テニスにおいては沢山ヒントをもらったので、意識しながら、かつ力を抜いて、上手くいった場面を繰り返すことで自信をつけていくんだなと。ありきたりではあるが重要なことに気づくことができた。