「ゲーム依存を病気・障害としてWHOが認定」というニュースが話題になった。
これを見て思い出したことがある。
WHOは昨年、トランスジェンダーは精神疾患ではないという認識を表明した。
性的マイノリティーの理解が世界で広まったことで、病気と扱われなくなるのは一見良いことのように思われる。
しかし実は問題点もあるという。
この発表の直前に性転換手術への保険適用が決まったばかりというのに、病気ではないとなると手術を受けるのに保険が適用されなくなるのだとか。
つまり整形手術と同じ扱いに分類されるからだ。
生き方を大きく変えられるチャンスが遠のいてしまうというのはただただ悲しい。
ラジオや本で知った話なので僕も詳しい訳ではなく、もっと複雑な背景もあるとは思うが、だからこそみんなで少しでも理解し合ってより良くしていく必要がある。
話は戻ってゲーム依存。
精神疾患と認められたので、保険適用という議論も起こるに違いない。
確かにスマホのパズルゲームなどは中毒性がある。僕も一度ハマってしまい、次のプレイができるまでの待ち時間に別のゲームを開くという状態に陥ったことがある。これでは作業が何も進まず、危険性を感じたのでスマホ上の全てのゲームアプリを削除した。それ以降一度もダウンロードしていない。
街中や混んでいる電車など「ここで!?」「今じゃなきゃダメなの!?」という場面でゲームをしている人は多い。学生ならまだしもおじさんおばさんが戦略もなく惰性でゲームをしているのを見ると悲しくなる。前にそういう人を馬鹿にしたことがあるが、“そこでストレス発散している人もいる”と嗜められてしまった。けど、多くの国民が頭を使わないことに慣れてしまうのは恐ろしいと感じる。
僕だって週末は家でゲームをすることもある。ゼルダの伝説Breath of the Wild は困る・考える・気づくを沢山経験する。つまり頭を使うゲームはむしろ良いものだと思っている。
http://mumusanopinojr.hatenadiary.com/entry/2019/01/02/201813
子供の頃、兄弟や友達とワイワイ遊んでいたゲームとは何か違った要素がある気がする。
ゲームに没頭して他のものが何も見えなくなる前に、自分を制御する力を身につける必要もあるのではないか。