ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

宝くじパン

以前、伊集院光がラジオ番組の終わりに「日々ラッキーの連続だよな」「大事にしなきゃ!当たった宝くじなんだから、人生」と話していた。

 

別の番組でも、新人のアイドルなどに「当たった宝くじをわざわざ火に近づけるような真似をしないようにねと話す」と言っていた。

 

本当にその通りだと思う。

 

自分がこの世に生を受けて、楽しいことも悲しいことも経験しながら、それでもなんとか成長してきて、仕事があって、家族や友人など大切な存在がいて、今ここで毎日暮らしていることは何にも代えられない幸福なことなんだと実感する。

 

今日の沖縄慰霊の日の小学生が朗読した詩の中にこんなフレーズが出てきた

お金持ちになることや有名になることが幸せではない。

家族と友達と笑いあえる毎日こそが本当の幸せだ。

未来に夢を持つことこそが最高の幸せだ。

これを聴くとフォロワー何人とかインフルエンサーとかどうでもよくなって気が楽になる。

 

Netflixで「ボクらを見る目」というドラマを観ている。

突然警察に連れて行かれ、身に覚えのない事件についての尋問を受け、自白を強要された5人の黒人少年たちを描いた内容で、実際にあった話だという。

少年たちはこの後10年以上も苦しめられる。拘置所を出てからも、理解のない人に苦しめられたり仕事にありつけなかったりする。それでも前を向いて歩くことを決意する場面はぐっとくるものがある。

 

この事件ほどの不幸はそうそうないとしても、街に出るとあらゆる危険に遭遇する可能性はあるわけで。気を付けていないと交通事故に遭うかもしれないし、ちょっとしたことで誰かの恨みを買うかもしれないし、もしかしたら犯罪に巻き込まれたり、加担したりしてしまうかもしれない。

たまたま今まで大丈夫だっただけだ。

 

外に出ないでおこう、とは考えないが、常に周りを見て気を付けていたいなと思う。

自分の大切な宝くじを手放さないために。

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