通勤電車で隣に座った男の子が歴史の年号の覚え方みたいな参考書を読んでいた。
そこでふと、有名な歴史の年号の覚え方のひとつ「鳴くよウグイス平安京」を思い出した。
日本で教育を受けてきた人のほとんどが知っている、794年が平安京遷都の年であることの覚え方。
でもこれ、ウグイスの必要ある?
794が語呂合わせになってる情報だから、別にウグイスじゃなくても困らなくない?
そう考えた僕は平安京と語呂合わせについて少し調べてみました。
この先は特に歴史に詳しい訳ではない僕が自分なりにわかったことをざっくりと説明しています。
まず平安京遷都のタイミング、794年の11月なんです。
ウグイスの時季でもないんです。
ではなぜウグイスがしゃしゃってきたのか。
語呂がいいから。という理由があります。
確かに七五調のこの覚え方は日本人に馴染み易いです。
しかし“4音”で“なくもの”なら何でも当てはまります。
こひつじ・のらいぬ・あかちゃん・ののむら
だけどウグイスであることにはちゃんと理由があるんです。
鳴き声の“ホーホケキョ”と“ヘイアンキョ”が韻を踏んでいるんです。
ほんとだーたしかにそうだー
・・・とはならないですよ。
こんな理由なら納得できないし、それなら
鳴くよホケキョと平安京
でいいじゃん
てかフリースタイルラップかよ
そうやって調べていくうちにひとつ発見がありました。
昔どこかで聞いたことがある、かなり少数派の覚え方
「泣くよ坊さん平安京」
当然、なぜ坊さんなんだと疑問に思います。
実は平城京から長岡京・平安京へと都を移す際にお坊さんは寺院の移転を禁止されたという背景があったそうです。だから坊さんは悲しくて泣いた。
歴史の覚え方として最高に成立してるんです。