ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

胆振地震から考えるパン

北海道胆振地方地震から1年が経つ。

 

去年のことははっきりと覚えている。

 

北海道全域でブラックアウト。札幌にいる知人が状況を教えてくれた。

 

このような大災害の時、Twitter上は様々な情報で溢れる。

 

確かこの時、札幌の市民の間では「5時間後に断水する」という情報が流れていた。

それを見た札幌市議の一人が水道局に確認し、「断水はありません、誤情報です」と発表した。

しかし民間人の中には「◯◯地区、断水」と実際に水が止まったことを発信する人もいた。

 

どれが正しい情報なのかわからない。

 

例えば「◯◯地区、断水」とツイートした人は、確かに自宅で水が止まったのかもしれない。しかしそれは住んでいるマンションの水道ポンプが停電で動かなかったことに起因したとしたら、それは決してその地区の断水ではない

 

断水した時のことを考えて水を溜め込むのも大事だが、全員が一斉にそれをすることで水の供給が足りなくなり本当に断水状態になることもある。

 

即時的に情報を発信・受信できることはいいが、その情報を鵜呑みにせずどうするのかを冷静に考えることが人類に求められていると思う。

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