ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

嫌なおばさんパン

スーパーのパン売り場でおばさんが並んでるランチパックの隙間にズズ〜っと手を入れて一番奥のを取ってるのを見て「やだなぁ」って思った。

 

そのすぐ隣で別のおばさんが食パンをガサゴソどかして奥のを取ってカゴに入れていた。

 

突如目の前で2連続でこの光景に出くわした僕はどうしていいかわからなかった。

もしかしたらこれが主流なんじゃないかとすら考えてしまった。

 

見た目が綺麗な商品、賞味期限が遠い商品を手に取ることが当然とされる社会はよくないなと思う。賞味期限は自分が食べる予定から逆算したらいい。

 

このおばさん達のようにいろいろ触って他の商品を潰したり賞味期限の近いものを敬遠する人ばかりだと世の中は廃棄食材まみれになる。

止むを得ず半額のシールを貼る店の人、仕方なく傷んだ商品で我慢してる客、おばさん達の自己中が多くの人を少しずつ不幸にしていることに怒りを感じる。

 

野菜とか肉魚なら惣菜として使われたりもするだろうけど、それらだって全部使われる訳じゃないし、多少形がいびつでもその栄養価に変わりはないはず。ドイツのスーパーを見ると日本のスーパーの食品が綺麗すぎて逆に変だと感じたこともあるくらい。

 

他の店や商品でもそう。パッケージが凹んでるくらいで敬遠するな。返品交換が当たり前だと思うな。日本はサービスが過剰になってて期待値が上がりすぎててそれに乗じて消費者がつけ上がりすぎてる。

 

この国で生まれた「もったいない」という精神はもうこの国にはない。

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