壇上に立ってヘイトスピーチをする人の名前と写真とヘイトの内容を紹介して、
「こんなのはね、許されませんよ!」
「こんな奴がね…」「こいつは…」
あなたのそれはヘイトスピーチではないのかと感じた。
そりゃその人の行動はとてつもなく酷いものだと僕も思うんだけど、それを非難する時に同じくらい酷い言葉で大勢の前であげつらうのは同じことをしてるだけじゃないだろうか。
「ヘイトスピーチは許さない」論調なら何を言ってもいいのか。
「こんな訳のわからん服装で…」って言葉で会場から笑いが生まれたけど、そこで笑ってた人達も同じだと思う。相手を1人の同等の人間だと思ってないように感じる。
もうその話の中に人権はなくなっている。
そしてもう一つ、わざわざ実名と写真とヘイト内容を紹介して批判するのは逆に宣伝になってないかと思っちゃう。
献血のポスターの宇崎ちゃんとかあいちトリエンナーレの表現の不自由展とかの時に、「こんなのは嫌な気持ちになりますよね?ね?」と拡散してた人と同じだなぁと思う。
知らずに過ごしてた人にわざわざお知らせして「これ、不快ですよね?」って何だよ!自分が不快な人を増やしてることに気づいた方がいいよ。