ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

よだれかけパン

知り合いが赤ちゃんの写真をSNSに載せていた。

 

赤ちゃんはしまじろうのよだれかけをつけていた。

 

自分だったらしまじろうを選ばない。

子供の頃からしまじろうに慣れ親しみ、ベネッセの保育園に預けられ、こどもチャレンジをして、赤ペン先生に見てもらい、受験講座もベネッセ…と、およその人生のレールを決める最初のきっかけを自然と与えられているように感じる。

だから自分だったらしまじろうを選ばない。

 

もちろん企業がそうやって自社ブランドを定着させているんだっていうのもわかってるけどね。

 

ドイツのおもちゃ業界も同様の傾向があって、組み立ておもちゃならBOSCH、鏡や櫛やドライヤーはBRAUNのように、子供の頃から見慣れたメーカーを大人になっても買ってもらおうという魂胆がそこにはある。

 

だからこそ、親は子供に物を与える時に、それが将来どんな影響を持つかまで考えるべきだとは思う。当然そのメーカーが良いと思うならそれでもいいんだけど、なんとなく「よくあるから」で選ぶことが既に子供の将来を狭めているかもしれないと自覚しておいた方がいい。

 

かといってまぁ、しまじろうのよだれかけを一般の親が特に避ける理由もないよなぁ。

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