ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

回転寿司パン

何年ぶりかで回転寿司に行った。

 

子供の頃ワクワクして行った回転寿司とのギャップが凄くて驚いた。

 

いや別に、テーブルについたタッチパネルで注文すればそれが自分の目の前に流れてくるというシステムが新しいとか今更言うつもりはない。

便利だし僕も何度も使ったことはある。

 

ただね、みんな注文しすぎじゃない??

 

回転寿司のレールを流れるのはどれもこれも誰かの「注文の品」ばかりで、手を伸ばして取っていい皿の方が少ないじゃん!

 

たまに「注文の品」の間に好きなネタが流れてたって気にもならないし、もし取り逃がしたとしてもすぐにタッチパネルで注文すればいいからそもそもレールを見る必要がなくなった。

こんなんじゃ「お!うまそうだな」で手を伸ばすことはほとんどないよね。

 

子供の頃は食べてる最中でさえ「次は何が来るかな〜」と見逃さないようにしてたり、遠くを流れてる中トロが自分のところに来る前に誰かに取られちゃったり、絶妙な喜びと悲しみのバランスを感じられたよなぁとか言ってるとおじさんだとか言われるのかな。

 

個人的に思い出に残ってるのは、レールの内側に数人の職人さんがいて口頭で注文をしたこと。まだ小学生の僕は声が小さくてなかなか呼び止められず恥ずかしい思いをしたり、いざ呼び止めても緊張してうまく注文できなかったりした。

今の子供達はそんな経験もせずに食べたい寿司ネタにありつけるのかとか言ってるとまたおじさんだとか言われそう。

 

確かにいつからレールを流れてるかもわからない寿司を取って食べるより、注文して今出してもらった新鮮なネタを食べたい客の気持ちももっともだろうし、そんな客が多いならレールに流す寿司の量を減らす店のやり方ももっともだと思う。

だからさー

 

もう、チェーンの居酒屋みたいにタッチパネルで注文してまとめて運んでもらう形でよくない?

 

解決しました。

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