ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

エストニアパン㉓慣れない環境

随分歩いたので汗をかいた。タオルで拭いつつチェックインを済ませる。部屋は2段ベッドが2台並んだだけの狭い空間。同室にはいかつい男性が2人、言葉も少なく動画を見ていて挨拶もそっけない。感じ悪いなぁ。

 

外へ出る。日が陰ってきて少し寒い。トラムやバスの乗り方もわからないし、どこに行っちゃうかもわからないから乗れない。歩いていると自転車に乗ったおじさんに突然怒られた。この街ではほとんどの道が歩道と自転車道に分かれていて、僕は自転車の邪魔なところを歩いてしまっていたのだった。

ヘルシンキの中心街をウロウロと夕食にありつけそうな店を探すも、日本にもあるようなチェーン店かやたら格式の高そうなレストランばかりだ。一体どうなってるんだヘルシンキ

ようやく入ったところはテーブル席を囲むように4店舗が連なっていて、日本のフードコートをちょっと良くしたような雰囲気の店だった。メニュー表を見る・・・どれも高い。エストニアでは考えられない値段だ。普通のボロネーゼとクラフトビールを注文。可もなく不可もない味。この程度で3千円を超えるのは辛いなぁ。

 

ホステルに戻ると思いのほか人が多い。キッチンで調理をしていたり、PCで作業をしていたり、本を読んでいたり、各々好きな時間を過ごしていた。僕はベランダに出てラジオを聴きながら日記を書いてもう寝ることにした。