ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

映画の紹介パン

アカデミー賞が発表された。

なんと作品賞は「パラサイト 半地下の家族」

 

この作品について僕は全く知らなかった。

韓国映画は多分「息もできない」以来観てないんじゃないかというくらい無関心だった。

だから会社の人が「パラサイト」を観に行くと話していてもあまり気にしていなかった。

 

というか、その人の紹介では観たいと思わなかった。

 

10分くらい熱弁されたけど何の話なのか全く掴めず、その人が何故それを面白そうだと思ったのかも伝わってこなくて、タイトルの言葉イメージから勝手にホラー映画だろうと思って気にもしていなかった。

 

それが今日、アカデミー賞を受賞し、Twitter上では「日本では作れない」と話題になり、どんなものかと予告編を見てみるとなんだか面白そうじゃんか!

先日乗った飛行機内で観なかった自分を悔やむ。

 

その人は前にもこんなことがあった。

ある映画を観た感想を50分くらいずーっと語った後に「で、最後は言えないんだけど…」って何だよそれ!!そんなに話されたらもう観ないから最後どうなって何が良かったか言ってくれよ!言ってくれた方が観る可能性あるよ!

 

映画の紹介が下手な人って本当に困る。

別に配給会社の人みたいにうまく説明しろとは思わないけど、それでも相手の興味の具合とか目の前の状況とかから5分、1分、10秒の3パターンのどれにするかを考えて臨機応変に紹介したいとは意識している。

 

例えば、道を歩いてて「それどんな映画だっけ?」って軽く聞かれた時はどうせじっくり話せないんだから10秒くらいで「ミュンヘンの家族が移民を受け入れて変わっていく話です」とか「ロバート・デニーロアル・パチーノの新しいギャング映画です」とかで充分納得させられる。

逆に居酒屋で飲んでて最近観て面白かった映画の話になった時は設定とか主演俳優とかいろんな情報を並べながら「じゃあどうやって時間内に署名させるか?っていう攻防が面白い実話なんですよ」とか言って相手に“是非観たい”と思わせたい。

 

映画を観るのは好きだし面白い映画は教えてほしいけど、説明が下手だったり物語の重要なポイントをさらっと言ってしまったりする人とはあまり映画の話はしたくないなと思ってしまう。

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