黒人差別の問題から、奴隷制に関わった過去の銅像を壊す運動が各地で起こっているという。
WEB特集 BLMは なぜイギリスで「自分ごと」になったのか | NHKニュース
この記事の中の大学教授の言葉。
「像を撤去するということは、過去の行為そのものを取り除くことです。(像がなければ)歴史をこの目で見ることはできなくなるし、100年もたてば忘れられてしまう。歴史は改ざんされるべきでも変えられるべきでもありません」
そう。実際にあった人類の負の歴史もちゃんと残しておかなくてはいけない。それは繰り返さない為の重要な反省材料となるんだから。
この記事は、過去の歴史の輝かしい面と同様に負の側面も併記することが、人々が考えていく為に必要だと締めている。
そこで僕は思うんだけども、
「銅像を壊すことや歴史を消してしまうこと」は良くないとする一方で、
「不祥事のあったタレントの出演番組を消すことや作品をなかったことにすること」はどうなんだろう?
過去に途中からキャストが変わったドラマなんていくらでもあるんだから、大河ドラマの沢尻エリカの出演シーンはそのまま放送してもよかったんじゃないの?
他のテレビ局でも出演シーンカットや映像の再編集が当たり前に行われるようになり、該当する音楽やドラマは放送されなくなってるけど、これって歴史を改ざんしていることと何が違うの?
もうテレビに期待することは何もないから別にいいんだけど。