中学生の頃音楽の教科書で、
「ベートーベンが生まれたのはドイツのボン」
と教わった。
その当時は自分がドイツに行くなんて思っていなかったが、4回目のドイツでついにそのボンの街に到着した。
ドイツ人のコーネリアさんに街のガイドをしてもらった。
これはボン大学。
かつて街を囲んだ城壁がそのまま校舎として利用されている。
ライン川の景色。
かつてここは税関になっていて、船から街に入る際に税金を徴収していたという。
ベートーベンの生家。
しかしお金がなかった為、実際に住んでいたのはこの奥の家屋。
しかも若くしてウィーンに移り住んで活躍し、そのまま帰ることなく亡くなった為ほとんど住んでいないという。
東西ドイツ分裂時代の約40年間首都だった街とは思えない程こじんまりとしているが、専門のガイドに案内してもらうとその歴史や文化や人の変遷がわかってくる。
どの街にも歴史的な建造物や物語が残るドイツ。もちろん歩き回るだけでも楽しいが、その街に詳しい人の話を聞くのも旅の楽しみの一つだと思う。