千葉を襲った台風の影響で停電が続いている。
正直言って普段生活をしていると全く気にすることなく過ごせてしまう。“他人事”にしてしまう。
それでもニュース映像などを見ると「まだこんな状態なのか」とその地域の苦労に思いを馳せることができる。
停電が続くことの大変さを「サバイバルファミリー」という映画で学ぶことができる。
ある朝突然日本全体で電気が一切使えなくなる、という設定のみで組み立てた物語だが、コメディ要素に加えて気づかされることがあまりに多いのでオススメしたい。
そもそも、朝目が覚めて電気が何も使えないくらいでは誰も慌てない。
大抵の人が「そのうち元に戻る」と考えて徒歩で通勤したり、カップラーメンを食べて過ごしたりする。
しかしそんな状態が2、3日も続くとスーパーに行列ができたり、様々な混乱が生じてくる。
更に日にちが経つにつれて人々は理性を失い、食べ物を求めて建物に押し入ったりする。
こうなると手持ちの現金には何の価値もなくなってしまう。
こうなると田舎で作物を育て家畜を飼っている農家が強い。
都会育ちの主人公は自らの手で豚を捌くという経験をすることになる。
この映画ほどの危機が訪れることはあり得ないが、もしもの時に自分は生き残る術を持っているだろうかと考える。