ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

人狼ゲームパン

人狼ゲームが、苦手。

 

もう何年も前になるけど、初めて人狼ゲームをしたときのこと。ルールもわからなかったから尋ねると「やってみればわかる」とだけ言われ10人くらいでとりあえずゲームスタート。

僕はたまたま「人狼」を引いてしまって何をしていいかもわからず、とりあえず他の人と同じように自分は何でもないですよ〜を貫いていた。

すると何かのタイミングで怪しまれ、

「カードに“平民”って書いてあった?」と聞かれ、

「書いてあった」と答えると、

「はい嘘!“平民”なんてありません。あるのは“市民”です〜」

はぁ〜??

初心者ってことを利用してるだけじゃねぇか!

本気で腹が立ってそれ以来なるべく人狼ゲームから距離を置くようになった。

 

その後もいろんなボードゲームで遊んでいると、いわゆる「正体隠匿系」って呼ばれるジャンルがあって、つまりは人狼のようにゲームメンバーの中に裏切り者がいます的なゲームなんだけど、やっぱりこういうのが苦手。

たまに勝っても別にいい気はしない。

それ以上に僕は嘘をつくのが苦手で、単純な嘘ですら胸がドキドキする。

 

人狼ゲームをしていて思うことが2つある。

 

経験値が高くて展開をちゃんと読めてて「これがこうでこの人はこうで〜」みたいなことをバンバン言う人に初心者はついていくしかないし、その人が嘘をついていてももう疑い方がわからない。

そういう人狼ゲームが上手くて沢山喋って場をリードする人は失礼だけどゲームの外でも信用できなくなってしまう。私生活の会話も何か引っ張られそうに感じてしまって人間不信になる。

 

もう1つは、他のボードゲームではあんなに楽しく無駄口を挟んでボケたりツッコんだりしてたのに、人狼の時はそれがなくなること。つまり発言が全てヒントになってしまうから誰も話さない。僕はそういう雑談が大好きだから余計に楽しさが損なわれた気がしてしまう。

 

やっぱり人狼ゲーム、苦手だなぁ。

誰か共感してくれないかなぁ。

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