Netflixの公開終了前に確認の為久々に見返した映画「遊星からの物体X」
どう考えても原題の「The Thing」の方が物語の良さを表現してるというのは置いといて、この映画の“誰がThingかわからない”という疑心暗鬼に陥る展開が人狼ゲームのように感じられてくる。
実際に学生時代にはこの映画をモチーフにしたゲームができないかなと考えもしたなぁと思い出しつつ、今回気づいたことがある。
人狼ゲームって、人を容易に殺せすぎてません?
ゲーム形式によっては「追放」って表現を使ってたりもするんだろうけど、とにかく誰かを排除する行為が簡単すぎるように思えてきた。
つまり、この映画のシチュエーションのように、互いが仲間であることと、無実の人を貶める責任までは背負えないことが相まって、実際には誰かを排除するということに相当な覚悟を要するはずじゃないだろうか。
そういう人間の人間としての尊厳や道徳観を出来るだけ突き詰めて登場人物の心情に寄り添ってみるとまた見え方が違ってくると思う。