ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

賭けるパン

賭け麻雀の処分が「訓告」ということで、事実上国は国民の賭け麻雀を認めたことになる。

 

実際、麻雀をやってる人の中で金を賭けてない人を聞いたことがない。麻雀=賭け事って解釈でほぼ間違いないだろう。僕はそれが嫌だったから携帯ゲームでしか麻雀をしたことがない。

 

以前ボードゲームを紹介した際に、ある先輩から「これお金賭けてやったらいいじゃん」と言われたことがある。うーん、ボードゲームってそうじゃないんだよなぁ。商品を用意したことはあるけど、ゲームの点数をお金に換算するのは僕の中ではアウトだと思っている。でも理由はわからない。ただ嫌だからってだけ。

 

お金が掛かった遊びを楽しく感じられないんだと思う。

 

とんねるずの番組の人気企画に「男気じゃんけん」というものがある。ある商品を全員分買う時にじゃんけんをして勝ったひとが全額払うというもの。ルールとしてみんな“男気を示したい”つまり“勝ちたい”という意気込みでじゃんけんをすることになっているので、負けた人は悔しがるし勝った人は喜ぶという構図が面白い。

ただこれはタレントがやってるから面白いんだ。

 

僕の周りでもそんなノリになったことがある。例えばコンビニで誰かが「アイスを賭けて男気やろうぜ」と言い出す。この時点でもう降りられなくなる。アイスを食べたくなくても要らないと言いづらいし、例えじゃんけんに負けて払わなくて済んでもなんか心の底が気持ち悪い。アイスくらい自分の欲しいタイミングで自分の欲しい種類のを自分のお金で買うし。

そしてじゃんけんに勝った場合は嫌な素振りもしてはいけない、そういうルールだから。

 

何をしてもそこにお金を賭けると良い気分ではなくなる。僕はお金を掛けようと言った先輩とはボードゲームをしなくなった。

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