深夜ラジオを聴き続けて15年以上になる。
深夜だけのリスナーとパーソナリティが共有するくだらなく時に熱い話が大好きだ。
かつて「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」を聴きながら親に聞こえないように笑いを堪えて逆に変な音を立ててしまって焦っていた自分が懐かしい。
しかし時代は変わっていきテクノロジーが進化するとともに深夜ラジオの価値観が変わってきた気がする。
パーソナリティの発言は翌朝ネットニュースに載り、番組を聴いてすらいない人からのクレームが増え、発言に気をつける放送が増えてしまった。
更に最近は生放送中に出た話題についてリスナーがより細かい情報を調べて送ってきて読まれることが多く、それ自体は面白いこともあるものの、やはり個人的にはパーソナリティの答えのないどこに転ぶかわからない自由なトークを期待している面があるので100%楽しめないでいるところがある。
ここに同意してくれる人はいるかわからない。
当然リスナーのメールが番組を作るということもあるけど、僕の中ではそれは翌週のことなんだよなぁ。生放送中に「正解」が提示されてしまうことの寂しさを感じていたりする。
そういう意味で先週の「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」や「爆笑問題カーボーイ」のような録音放送の方が距離感が丁度いいのかもしれない。
