ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

ニセ民主主義パン

杉田水脈議員の野次が話題になっている。

 

2018年の不適切発言に続き何かと問題だらけのこの人を面白おかしく取り上げるのはもうやめにしよう。それこそ生産性がない。

 

そもそもこんな自分主体の価値観の人が政治家であることに疑問を感じる。

この人に投票した人は大いに反省すべきではないだろうか。

 

選挙は投票すれば終わりじゃない。有権者は当選した人を監視する必要があり、政策が守られているか、不自然なことをしていないかを厳しくチェックしなくてはいけない。

自分が投じる1票にはそれだけの責任がある。

そうやって自分が信じられる政治家を次の選挙で選べばいい。

 

日頃から国民が政治を見ていないからこんな人が当選するんじゃないだろうか。

 

今話題になっているもう一つの件についても同じことが言える。

昨年の参院選広島選挙区での河井案里議員の公職選挙法違反疑惑についてだ。

これは元々広島の2枠を自民溝手顕正氏と立憲らが推す無所属候補で分け合っていたところに自民が2人目を擁立したことに端を発している。

結果として新人の河合が当選し溝手氏は落選。長年築いた地盤をまさかの自民に崩された溝手陣営としては1億5千万円ものお金の流れが見逃せるはずもない。

 

とはいえこれも疑わしいのは有権者だ。

いくら大金を注ぎ込んだとはいえ、そんなことで溝手氏の地元の信頼は揺らぐのか。

有権者が日頃から政治家と政策をまともに見ておらず、政党だけで選んでいるから票が分散し2位と3位になったんじゃないのか。

 

とはいえ、実際のところ選挙なんて、地域の有力団体や有力企業が絡んだ組織票が結果を左右するだけで、一般市民の意見が何の意味も持たないことの方がほとんどなんだと思う。

 

だからやっぱり、今の選挙制度じゃ本当の民主主義って無理なんじゃないかな。

一回全部なしにして、作り直すことができたらいいのになぁ。

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