陽性と知りながら夜行バスに乗った人、
河川敷でバーベキューをしている人、
営業しているパチンコ店とそこに並ぶ人、
飛行機で沖縄旅行に行ってる人、
「外出自粛要請」に従っていない人をメディアはこぞって取り上げて批判する。
それを受けてSNSなどで更にその人への批判が増幅していく。もう止められない。
怒る気持ちもよくわかる。
みんなが外出自粛に協力している中で自分勝手な行動が目に余る。そりゃあムカつくよね。
けどさ、けどさ、その怒りを抑えることも大事だよね。
それは怒りに限らないことで、ネットニュースや新聞やテレビの見出しは“みんなに見てもらうこと”を目的に出しているものがほとんどだから、それらを見ても感情が簡単に揺さぶられないことが大事なんじゃないだろうか。
「街中にこんな人がいました」って報道にムカついたり、
「タレントの◯◯さんがこんな素晴らしい行動をしました」に飛びついたり、
「偶然起きた奇跡の実話」に感動したり、
そうやってすぐに気持ちが流された先にまたスキャンダル記事を見て「裏切られた!」って気持ちで怒りが湧いてくる。
もうこの流れはやめにしよう。
気持ちが揺さぶられそうになった時、一旦立ち止まって「本当にそうか」「誰が言ってるか」「何のためにこうなったか」そして「自分はどう考えるか」をいちいち考えてみることが大切だと思う。
Twitterのトレンドワードは便利なんだけどその一方で、大勢が1つの言葉を同じ文脈で使っている時は何かに流されている証拠でもある。
そういう時に冷静になって自分の足元をしっかり見ることも忘れないでいたい。