「人目が気になる」という言葉が気になっている。
例えば、電車の中で赤ちゃんが泣き出して「人目が気になる」、ついマスクをつけ忘れて店に入ってしまい「人目が気になる」などのシチュエーションで使われると思う。
中には、病気や障害などで見た目に他の人との違いがある人のインタビューなどでも「人目が気になる」という言葉が出てきたりする。
僕も前にこのブログで
なんてのを書くくらい「人目が気に」なりやすい性格だ。
しかしこの頃、薄々気づいたことがある。もしかするとみんな実は心の奥で同じように気づいていることかもしれない。
本当は、誰も気にしてないんじゃないの!?
実際に誰かから何かを言われた訳じゃなくただ「人目が気に」なっているだけということは多くないだろうか?
現実に何か言われたりされたりしてトラブルになったり被害を受けた例もなくはないが、それと比べて「人目が気に」なっているだけの場面は圧倒的に多いのではないか?
だとすると実は誰もあなたのことをそんなに悪い目で見てないよ、という言葉がけもひょっとすると必要なんじゃないだろうか。
多くの人は周りの他人のことをそんなに見ちゃいないし、割とよく見ている人でもわざわざ文句を言ったりいちゃもんつけてくるようなタイプはごく少数に違いない。実害に繋がる可能性はそんなに高くないのだ。
気になってしまう人に「気にするな」とか「被害者面するな」と言いたい訳ではないけれど、「人目が気になる」という言葉を使う前に一旦立ち止まって、「けど何もなかったな」と思えたら楽になるかもしれない。