ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

令和のなんでだろうパン

昨日の『ジェーン・スー生活は踊る』の相談コーナー。

小学校で使うピアニカの色が青とピンクの2色で息子はピンクが大好きで…って内容だった。

これに対しスーさんは「少し前まではクラスの男子と違う色だと変だから青を選ばなきゃとかあったけど、それを積み重ねたことで一生自分が好きなものを選べなくなってる人も多いかもしれない。だけど今は少しずつ男の子がピンクを選んでも女の子が青を選んでもいいってなってきているよね」と話していた。

 

その通り。時代とともに価値観も変化していって、好きなものを選ぶことに周りの目なんか気にしてちゃいけないと思えるようになってきた。

男の子がピンク好きでもいいし、女の子が仮面ライダー好きでもいいじゃんって僕も思う。固定概念なんて要らない。

 

なのに…

 

僕はその人の好みを認めるべきだと思っているのに、おじさんが10代のアイドルオタクだとダメな感じがあるのはなんでだろう?

 

例えば、僕が楽天のユニフォームを着て球場に向かう電車に乗るのは良いのに、おじさんがアイドルの応援グッズを持ってライブ会場に行く電車に乗ると引いちゃうのはなんでだろう?

 

性差や年齢差があるからかな、と思った。だけど、おばさんが韓流アイドルやジャニーズの男の子を好きなのは許される感じがするんだわ。

 

そのアイドル好きのおじさんが結婚しているかしていないかによっても見方が変わるかもなとも思ったけど、これはこれで“結婚している人はまともでしていない人は普通じゃない”みたいな別の固定概念を生み出してしまう気がした。それはめっちゃ悪い。けどじゃあどう考えればいいんだ。

 

何度も言うけど、僕は個人が好きなものを好きだと自由に表現するべきだとは思ってるの。なのに何故かそれと矛盾した感情が生まれることがもの凄く興味深い。

 

考え方や価値観の多様性が叫ばれるようになった時代でも理解の及ばないことがあると思う。

僕はこれを「令和のなんでだろう」と呼んでこれからも考えていこうと決めた。

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