久々に遊んだカードゲームを紹介。
その名も「ザ・ゲーム」
箱にはこう書かれている。
協力しあって悪魔の手先どもを倒せるだけ倒せ!
どんなゲームなんだと思ったあなたはパッケージを開けて度肝を抜かれる。
1の上に↑マークのカード2枚と、
100の下に↓マークのカード2枚、
そして2〜99の数字カード、それだけ。
「悪魔の手先」というのはこの98枚のカードのことで、単純に言うとなるべく多くカードを処理するゲーム。デザイナーに怒られそう。
1人数枚ずつ持った手札から協力して矢印の通りに昇順・降順にカードを置いていき、出した枚数だけ山札から補充していくのだが、これがなかなかもどかしい。
プレイヤー同士、手札に何を持っているかわからないので56の次に58を出すと別の人が57を出すタイミングがなくなったりする。悲しい。
1ターンに必ず2枚以上のカードを出さなくてはならないので、リスクの少ないカードが手札になくて58から一気に89まで出してしまいメンバーに謝ることになったりもする。悲しい。
ひとつだけ救済ルールがあって、ちょうど“10”の差のカードなら遡ることができる。つまり昇順に58が置かれていれば48のカードでチャンスを増やすことができる。もちろん更に38を出そうものなら感謝されること間違いなし。
こんなことを繰り返して誰か1人でも出せるカードがなくなった時点で終了。出せなかったカードの合計が9枚以下なら勝利、10枚あれば敗北となってしまう。シビアすぎる。
だけど全てのカードを出しきる“完全勝利”を達成したくて何度も何度も遊んでしまう。
2015年のドイツゲーム大賞にノミネートされただけあって、単純ながら繰り返し遊びたくなる面白いゲームなのでオススメです。