ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

ザ・ゲームパン

久々に遊んだカードゲームを紹介。

ザ・ゲーム第2版 完全日本語版

ザ・ゲーム第2版 完全日本語版

  • 発売日: 2016/12/03
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

その名も「ザ・ゲーム」

箱にはこう書かれている。

協力しあって悪魔の手先どもを倒せるだけ倒せ!

どんなゲームなんだと思ったあなたはパッケージを開けて度肝を抜かれる。

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1の上に↑マークのカード2枚と、

100の下に↓マークのカード2枚、

そして2〜99の数字カード、それだけ。

 

「悪魔の手先」というのはこの98枚のカードのことで、単純に言うとなるべく多くカードを処理するゲーム。デザイナーに怒られそう。

 

1人数枚ずつ持った手札から協力して矢印の通りに昇順・降順にカードを置いていき、出した枚数だけ山札から補充していくのだが、これがなかなかもどかしい。

プレイヤー同士、手札に何を持っているかわからないので56の次に58を出すと別の人が57を出すタイミングがなくなったりする。悲しい。

1ターンに必ず2枚以上のカードを出さなくてはならないので、リスクの少ないカードが手札になくて58から一気に89まで出してしまいメンバーに謝ることになったりもする。悲しい。

 

ひとつだけ救済ルールがあって、ちょうど“10”の差のカードなら遡ることができる。つまり昇順に58が置かれていれば48のカードでチャンスを増やすことができる。もちろん更に38を出そうものなら感謝されること間違いなし。

 

こんなことを繰り返して誰か1人でも出せるカードがなくなった時点で終了。出せなかったカードの合計が9枚以下なら勝利、10枚あれば敗北となってしまう。シビアすぎる。

だけど全てのカードを出しきる“完全勝利”を達成したくて何度も何度も遊んでしまう。

2015年のドイツゲーム大賞にノミネートされただけあって、単純ながら繰り返し遊びたくなる面白いゲームなのでオススメです。